20180629_ミラクルエッシャー展
会社の一斉有休取得日だったので、ちょうどよいタイミングだと思い気になってた企画展を観に上野まで足を運んだ。
上野の森美術館で開催中の「ミラクルエッシャー展」
平日の10時(開館時間)の時点で人がそれなりにいた。
単に時系列順に作品を羅列するのではなく、テーマ(錯視、人物画、広告等)ごとに分けて展示するという、展示の仕方に工夫が見られて好感が持てた。
あと、作品ごとに「エッシャーxx歳の作品」というのがわかる年齢の数直線が掲示されてたのも個人的にプラスポイント。
エッシャーの原風景として十年以上暮らしていたイタリアの風景画が何枚も描かれていたこと、そしてそれが後年のエッシャーの代表作のだまし絵の中にも下地として現れていることがわかり大変興味深かった。
妻イエッタのポートレイトとか、空中に浮かぶ城の絵とか、木版画でよくここまで精緻に作られたものだなと…木版の削られた跡を思わずじっくりと眺めてしまった。
30歳前半頃のエッシャーの自画像もいくつか展示されていて、髭を蓄えた結構精悍な顔立ちをしていた。
美術館を出た後は上野公園内を適当にぶらつき、不忍池・弁天堂にも足を運んだ。
完全に梅雨明けの初夏の気候だと思っていたら、本当に梅雨が明けていた模様。
例年だと7月の中旬頃までしつこく続く印象のだったが、6月中に明けてしまうとは早すぎる。
その後は上野から山手線沿いに歩いて秋葉原を目指した。
その途中でいつも列が途切れることがない「蒙古タンメン中本」に入って北極ラーメンを初めて食した。
確かに辛いが味を損なうほどではない、激辛のベンチマークといった感じの辛さ。
秋葉原では目当ての本とCD、そして銀行に寄って所用を一通り済ますことができた。
上の写真は秋葉原に今でも残る年代物の建物とその隣の比較的新しいビルとのコントラストが印象的だったので撮ったもの。
こういった年代物の味のある建物はいまだに秋葉原に点々としているが、時々取り壊しされているところを目にすることがある。
この街は3~4年のタームでその姿を大きく変えているように感じる。あの駅出てすぐのところに居た「閉店商法」の店もいつの間にか姿を消して本当に店を畳んでしまったし。
20180624_備忘録
忘れないうちに記録する、ラジオ聴いてて気になったバンド「トータス(Tortoise)」と「ザ・ブルズ(The Bulls)」
20180621
radikoでゲスト目当てでNHK-FMのミュージックラインを聴いていた。
(自分が中高時代の頃は、"ミュージックスクエア"という番組名だったか?)
ゲストコーナーに入る前に、ややアニメ声の女性ラジオパーソナリティが「ウェディングソング特集」ということで、以下の曲をかけていた。
- 愛が呼ぶほうへ/ポルノグラフィティ
- 魔法の言葉~Would you marry me?~/Do As Infinity
どちらも自分が高校時代に聴いていた曲だったので懐かしく思うとともに、
来月にちょうど妹が結婚式を上げるので「巡り合わせ」を感じた。
プロットのようなもの_001
夕暮れ時、窓にはオレンジ色の空が見えていた。
部屋では枠が歪んだカラーボックスに置かれた時代遅れのラジカセからラジオパーソナリティの声が流れていた。定期的にうねるようなノイズを乗せて。
「えー……続いてのリクエストは……」
ラジカセはラジオを流しているのではなく、カセットテープを再生していた。昔のラジオ番組を録音したもので、時を経てその当時の空気感を再現しているようだった。
「ラジオネーム、○○さんからのリクエストで……」
曲をかける前に、リクエストしたリスナーとその曲にまつわるエピソードが読み上げられる。
「それでは……」
次の曲が流れ出した。それは十数年前に少し流行ったバンドのメジャーデビュー曲だった。この曲が収録されたシングルの売上はそれほどでもなかったが、その後の4枚目のシングルで当時放映されていたアニメのオープニングテーマとして起用され、シングルとその曲が収録されたアルバムが一時期飛ぶように売れた。
その後は時流に乗ってしばらくリリースする曲は軒並みヒットするようになったが、二三年後には入れ替わりの激しい音楽シーンにうまくキャッチアップすることができず、シングルやアルバムを出してもチャートの上位からは遠ざかるようになった。
ただ、活動は継続しているようで、今でも音楽のニュースサイトでそのことを目にする。
(そういえば……)
(あの頃のシングルというと、細長いパッケージに小さなCDが主流だったけど……)
(その後マキシ・シングルというアルバムのCDと同じサイズのものが出てくるようになったけど……)
(いつからだろう……あの小さなCDを見かけなくなって、シングル自体が普通のサイズと変わらなくなったのは……)
【音楽】ミズタマリ(アルバム"涙の落ちる速度"より)/nano.RIPE
アルバム「涙の落ちる速度」の初回限定盤(3枚組)の中の、これまでの楽曲のアコースティックバージョン曲を収録したのが3枚目の「ミズタマリ」。
自分は当時買うつもりはなかったけど、このアコースティック曲集がどうしても欲しくなって、発売からしばらく経ってからどこかのショッピングサイト(たぶんAmazon?)経由で、すでにプレミア価格(たしか5000円超)がついていたけどそれも躊躇わずに購入を決めた。
とくにこの「ミズタマリ」はアルバム名からの連想からか、雨の降る時期に聴くのがぴったりだと、この前雨の日のドライブ中に流していてそう感じた。
アニメタイアップ曲の中だと、「面影ワープ」「夢路」「パトリシア」「リアルワールド」のアレンジが個人的に特に好み。他はカップリング曲集「アマヤドリ」の中の「バーチャルボーイ」「月影とブランコ」も好み。
「面影ワープ」はカホン(理科室の椅子みたいなアレ)と思われる打楽器のリズミカルな音とサビでコーラスが合わさるのがとても心地よくて心も高揚する。
「涙の落ちる速度」とカップリング曲集の「アマヤドリ」についても記事に書きたい。
(※この記事を書くために再びアルバムの値段をAmazonで見てみたら、新品にえげつないプレミア価格がついていてびっくりした…)
20180618_ラジオを聴いていて気になった曲
今年から毎週日曜日の夜に聴いている「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」。
番組終盤のラジオでかからなくなった埋もれた名曲を掘り起こす「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーで今日かかった曲が琴線に触れたので忘れないうちに備忘録として残しておく。
クレヨン社というアーティストの「痛み」という曲。
自分が知っているアーティストの中だと、空気公団が雰囲気として近いかなと感じた。
こちらはラジオでも言われていたようにちょっと説教臭い感じだけど、歌詞の言葉選びに優しさを感じてそれっぽいなと、ちょっと思った。
自分の琴線に触れる曲に出会えるのは、一年に数曲あるかないかという確率なので、こうしてラジオがきっかけで巡り会えたのは運が良かったと思う。
そういう意味でも、普段知りえない音楽にふれることができるラジオというメディアは今でも必要不可欠に思う。
この回はこの時期に聴きたい「あじさい通り」が流れたり、80年代の個性の塊のような音楽に触れることができたりと個人的にドンピシャな回だった。
草野さん、ありがとう。