紫色の何か 〜something purple〜

日々の雑記およびそれまでに自分が思ったこと感じたことをつらつらと

【うろおぼえレビュー・No.0006】NEW WORLD/Do As Infinity

 

NEW WORLD

NEW WORLD

 

これも高校時代によく聴いていたアルバムだった。

そしてこのアルバムが初めてDo As Infinityの音楽に触れるきっかけになった、あるいは3枚目の「DEEP FOREST」か。

1曲目の「new world」からもうこのアルバムの世界観に引き込まれる構成が最高にシビれたし実際に1曲目から最後まで繰り返し何度も何度も聴いた。歌い出しまでの長いイントロも「これから何が始まるのだろう…」というワクワク感を盛り上げるのにも重要な役割を果たしていて、あのイントロがあってこの曲は完成されるものだと思っている。なので後に出されるベスト盤で「new world」も収録されたのだが、あのイントロがバッサリとカットされてしまってひどく落胆したのを覚えている。

「Desire」「We are.」といった代表格のシングル曲については今さら語る必要は無い。

個人的には、あまり目立たないかもしれないが6曲目の「Snail」が曲調も歌詞の内容がひどくエロティックで印象に残っている、特に当時男子高校生だった自分にとっては。ねっとりとしていてじめじめとしていて濡れ場を想起させるような歌詞の内容…彼女らの代表曲から受ける印象からはひどくアンバランスで異質さも際立っていたので余計に印象に残ったのかもしれない。極端に言うと、(当時の)椎名林檎の曲だと言われたら納得してしまっていたかも。ちなみに"Snail"は蝸牛(かたつむり)の意、雌雄の区別がないため2匹以上いればいくらでも生殖できるらしい…と、昔ジョジョ6部で読んだ(悪夢の能力ヘヴィー・ウェザーの回)。

あとは、昼下がりに聴きたい「Holiday」に日本の東経が135度だからタイトルは「135」だけど"ニッポン"と読む。その発想はなかったわ

ラストは彼女らとしては珍しい(と思う)一番"ロックバンド的な"曲である全部英詞の「SUMMER DAYS」で締め。

やはり今思い出してもバランスの良いアルバムだと思う。他のアーティストでもそうだけどセカンドアルバムが大体そのアーティストの最高傑作だと思う。